兵庫県播磨エリアにて就活サービス「はりまっち」を提供するダイネンヒューマンplusが、みなと銀行とともに兵庫県より受託して行うバーチャル合説イベントのキャンペーンWEBページと販促物のデザインを担当しました。
コロナ禍間もない頃、オンラインの企業説明会、就活イベントへ学生に抵抗なく参加してもらうために、オンラインゆえのメリットを訴求しながら、その見た目にもキャッチーでカジュアルなデザインに。SNS広告の運用も担当したため、広告画像としての相性も意識したグラフィックになっています。
CREDIT
まだバーチャルやオンラインでイベントや説明会がニューノーマルとして浸透しはじめる前、兵庫県から合同企業説明会の運営を受託したダイネンヒューマンplusさんと一緒に、どのように就活生の参加を促し、リアルイベントの良さを損ないすぎずに、逆にオンラインゆえのメリットを伝えるか、これらを考えていきました。
第一に参加、利用がとにかく簡単であること、あとはとにかく「なんか楽しそう」な雰囲気を演出することだろうと、キャッチーで明るくカジュアルなデザインを作りました。
それぞれの参加企業のミーティングルームを、全部で5階建てのビルに見立てたデザインを中心に、参加方法や特典、実際の参加企業やゲストなど、就活生が参加を検討する上で知りたいであろう情報を、その順序にこだわりながら配置していきました。
開催元の兵庫県からリクエストされた集客目標は300人。クライアントであるダイネンヒューマンplusの運営する就活サービス「はりまっち」の利用学生からの参加期待値は、これまでのイベント参加率から計算すると300人には少し足りないかもしれないということで、はりまっち利用ユーザー外から、そして登録ユーザーの中のアクティブではない言わば休眠ユーザーに対して、アプローチを試みることに決めました。
地域ターゲティングでgoogleとFacebook広告、LINE広告を運用しながら数パターンの広告クリエイティブの効果を測定、効果の高い方針に絞り込んでいき、最終的に目標の300人を上回る432名の参加を実現、リーチ数に対する参加者は7.2%と高いCVRで着地させることができました。
就活生には、「就活イベントだから、合説だから参加しておいたほうがいいから参加する」といった動機よりも、「とにかくなんか楽しそうで役立ちそう」こんな漠然としていながらも積極的な関心をまずは持ってもらい、就活のイベントでありながらも少し新しさもある、「参加しなきゃ損!」というモチベーションにつながるようなデザインを目指しました。
ベンチマークにしたのは、フリーランスワーカーをターゲットにしたようなクラウドサービスや、ウェビナーのSNS広告のクリエイティブ。カジュアルでキャッチーながらも、カジュアルすぎない按配のデザインで、「少し気分があがる感じもありながら、仕事に関わることでもある」といった具合のアウトプット。
就活=やらないといけないことでありながらも、楽しい気持ちを持って参加してもらうことを最重要視しました。